きもの初心者さんへ

2026/01/10

京ごふくゑり善のブログ「きものを愉しむ」を読んでくださっている皆様へ

新年あけましておめでとうございます。京ごふくゑり善 主人の亀井彬でございます。

いつも格別のご高配を賜りまして、誠にありがとうございます。皆様におかれましては、健やかに新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。

年末年始に親戚や家族、友人と昔懐かしい話をする中で感じた時代の変化。
日々の暮らしの中で、あっという間に時が過ぎていく
そんな感覚を、誰もが少なからず抱えているのでは…ということです。

便利さや速さが当たり前になった今、私たちは知らず知らずのうちに、
「時間を使う」ことに追われているようになりました。
けれど本来、時間は消費するものではなく、味わい、重ねていくものだったはずです。

私たちが扱っている「きもの」には、そんな時間の感覚が今も息づいています。
相手を想い、季節を感じ、素材に触れ、色や柄の背景に心を寄せる。

着るまでの時間も、
着ている最中も、
そしてお着物でのひと時を終えたあとの余韻まで、
きものは存在しています。

私たちが大切にしたいのは、
「きものを着ること」そのものだけでなく、
「きものを愉しむ」という価値観です。

ふと立ち止まり、迷い、考える時間もまた、きものの世界では大切なひとときです。

この一年も、
きものを通して、
時間をかけることの豊かさ、
余白のある美しさを、
少しずつ皆さまと分かち合っていけたらと思い、ブログを続けてまいります。。

なお、昨年2025年は以下の18のテーマでブログを掲載してまいりました。
どうかご参考になるテーマがございましたら是非ともご覧くださいませ。

本年も皆様が「きものを愉しむ」ひと時のお力に少しでもなれましたら幸いです。
どうぞ何卒よろしくお願いいたします。

株式会社ゑり善
主人 亀井彬

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1.2025年 新年のご挨拶(1/9)

2.新春の彩り~競作受賞者インタビュー~(1/23)

3.型絵染による優しく美しい帯~染織作家 澤田麻衣子さんの工房を訪ねて(2/2)

4.帯〆にせまる~内記組見学レポート~(2/20)

5.気温差の大きな季節、”うすもの”で着物を守る(3/6)

6.【引き染め暈し】”格”のある暈しとは~きものSalon『京のほんまもん』に添えて~(3/25)

7.きもののお見分けポイント~訪問着と付下の違いを中心に~(4/12)

8.ゑり善 大人浴衣ものがたり その1(5/8)

9.ゑり善 大人浴衣ものがたり その2(5/21)

10.夏を愉しむ衣~男性浴衣のご紹介~(7/2)

11.「反物」から「着物」に~手縫いの技術~(7/24)

12.お子様のご誕生を祝う「初着」に込められた想いとこだわり(8/26)

13.“きものの秋”を愉しむ(9/5)

14.【蠟吹雪】”蠟”が生む色の奥行き~きものSalon2025-2026秋冬号『京のほんまもん』に添えて~(10/4)

15.今に生きる半襟の美とは…『ゲイジュツノエキ』による取り組みのご紹介(10/31)

16.「お出かけ着」としての”小紋”~「きものの日」にちなんで~(11/8)

17.師走の京都を彩る~顔見世コーディネートのすすめ~(11/28)

18.ゑり善がおすすめする「色無地」~”白生地”へのこだわり(12/25)

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2025/12/25

いつもゑり善のブログ「きものを愉しむ」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
京都の師走の街を彩った南座での吉例顔見世興行も本日が最終日となり、いよいよ年末のお仕事納め…という頃になってまいりました。

今年2025年はいかがでしたでしょうか。お着物の存在が、皆様にとりまして生活をより豊かにするものになっておりましたら、何より嬉しく存じます。

さて、今年最後のブログでは、「色無地」についてお話をさせていただきます。
以前のブログでは、”色”に焦点をあてて色無地の魅力を紹介をさせていただきましたが、今回はゑり善の色無地の”生地”へのこだわりをご紹介いたします。

どうぞ最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

■色無地に宿る品格
お着物の中でも、礼装からご普段着まで、とても汎用性の高い着物が「色無地」です。
白い糸で織り上げた”白生地”に、引き染めや浸染などの技法で、色が染め上げられていきます。
さりげない織の柄に、お気に入りの色が染められたシンプルで落ち着きのある着姿からはさりげなく品格がのぞきます。

一言に白生地といっても、実は、繭の種類や糸の太細、織の組織などの組み合わせは無限に広がっております。
縮緬と呼ばれるシボのあるものから、光沢のある綸子など、手触りも異なります。
柄付けも小さな柄から大きな柄、総柄や飛び柄など、多岐にわたります。

そうした白生地の特徴を活かしながら、美しい色に染め上げた着物の数々。同じ生地でも異なる色に染め上げると、これほどまでに印象が変わるのかと思うほどです。
「色無地に始まり、色無地に戻る」というお言葉を聞いたことがありますが、シンプルだからこその奥深い魅力が人の心を惹きつけるのだと実感します。

 

色無地 一期一会

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2025/11/08

段々と空気が冷たくなり、きもののあたたかみが嬉しく感じる季節となりました。
いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
本店・営業の久保田でございます。

さて皆様、突然ですが11月15日は何の日かご存知でしょうか?

…そうです、きものの日です!

 

~きものの日とは~
「きものの日」とは昭和41年に結成された全日本きもの振興会により制定されました。

全日本きもの振興会のサイトによりますと、制定のきっかけは昭和39年の東京オリンピックに訪れた世界各国の方々から、日本の民族衣装であるはずなのにきもの姿の方が少ないとの声が上がったことによるそうです。

11月15日は七五三のお詣りをされる方も多くいらっしゃいますよね。
もとは旧暦の11月が収穫を終えて実りを感謝する月、15日は満月で吉日にあたることから、氏神様への感謝も兼ねてこの日にお詣りをしていたそうです。
その七五三にもちなんで、日本の民族衣装であるきもののシンボルとなる日として、「きものの日」にはきものの普及と振興を図ったイベントなどが各地で行われております。

 

そのような「きものの日」、11月15日はお着物に袖を通してみてはいかがでしょうか。
目的の場所が無くても、お着物姿でゆっくりと歩いていると、気になるカフェを見つけたり、気になっていた美術館や博物館を思い出したり…なんてこともあるかもしれません。

「普段のお出かけ用」のお着物といえば、【】や【小紋】があげられます。
以前、初めてのお着物としても小紋をおすすめさせていただきました。
そのときは、帯合わせもしやすく少し改まったお席にもお召しいただける「飛び柄小紋」をご紹介させていただきましたが、今回は「お出かけ着としての小紋」にフォーカスをあててみようと思います。

 

~おしゃれ着としての飛び柄小紋~
飛び柄小紋コーディネート

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2025/09/05

9月です。暦の上では単衣の季節です…が残暑厳しき今年の気候。
普段のお出かけや略装でお着物をお召しになる場合には、まだ夏ものにも頑張ってもらえるのでは…と思います。
そうはいっても秋の足音もだんだんと近づいてきておりますね。
私も先日秋の味覚を取り入れたお菓子を見かけ、秋だなあと感じたところです。食欲の秋ですね。

芸術の秋、スポーツの秋に読書の秋。秋は様々な楽しみがあります。
もうひとつくらい増やしても良いのではないでしょうか。“きものの秋”などいかがでしょう。
ということで、今回はこれからの季節を愉しむために…秋のコーディネートをご紹介いたします。

暑さの残る9月。
秋が深まっていく10月。
冬の準備がはじまる11月。

月ごとに考えてみましたので、少しでもご参考になりましたら幸いです。

 

~9月のおすすめコーディネート~
9月のおすすめコーディネート

もみじの柄アップ

9月からは単衣の着物に袷の帯を合わせます。
揚柳という、縦にシボ(生地の凹凸感)のはいった単衣の着物に、綴の袋なごや帯を合わせました。

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2025/07/24

仕立

珍しく雨の降った前祭の巡行に、炎天下のもと行われた後祭の巡行。
お天気に負けずに鉾を曳かれた方々、巡行に参加された方々勇姿に四条河原町も盛り上がりを見せておりました。
祇園祭に向けて浴衣をお仕立てされた恵理子さんたちもお祭りを楽しまれたことでしょう…

さて、そちらの「大人浴衣ものがたり」でもちらっと出ておりました仕立ての場面。
手縫いの良さや柄の出し方の工夫についてお話しさせていただきましたが、今回はもう少し深掘りしてご紹介いたします。
お着物の仕立て方、をお伝えするには私もまだまだ知識が足りませんので、基本的なところから手縫いの魅力について知るためのポイントを中心にお伝えさせていただきます。

ゑり善では新人社員を対象に、8月に夏季研修を行っております。
以前も成果報告を兼ねて絞りの技法についてご紹介させていただきましたが、昨年は仕立屋さんにもお話を伺ってまいりました。
今年の研修も約1か月後に迫ってまいりましたので、その前に昨年の研修の振り返りを兼ねてお話しさせていただきます。

 

〈きものの仕立てについて〉

~キーワードその1『つまり』~
仕立ての世界は経験が要だといいます。
生地の縮みやすさなどの状態を見極めながら、それぞれの生地に合わせて縫う強さや糸のひっぱり具合を調整していくからです。

経験を積むために、生地を知るためにまずは生地をまっすぐ縫う練習からはじまるそうです。
最初に木綿と木綿、それができるようになったら木綿と絹を縫う練習へすすみます。違う素材はまっすぐ縫うことが難しくなります。これは素材によって生地の縮み具合である「つまり」具合が異なるからです。つまりを見越して、余裕を持たせた縫合わせが必要になるのです。

様々な生地をまっすぐ縫えるように練習しながら生地の特徴、きれいに縫うための工夫の仕方を知っていきます。

 

~キーワードその2『地の目』~
結城紬

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2025/07/02

6月の中盤から気温が一気に上昇し、7月に入り本格的な夏が訪れました。

京都本店がある四条通りの商店街のアーケードでも祇園祭のお囃子が流れ、お祭りムードに心躍る今日この頃。「祇園祭の巡行の前後で梅雨明けする」…と幼いころから教えてもらっていたので、この時期の梅雨明けには驚くばかりです。

35℃を上回るような気温が続く中で、快適に過ごすための”衣”としての吸湿性や涼感、肌触りなど実用的な意味合いが見直されているように思います。お客様のお話では、今年は男性の方の普段使いとしての麻の甚平さんがよく売れているとか…

夏の衣の代表の一つである浴衣は、弊社では4月から店頭に並び、5月にかけては「ゑり善 大人浴衣ものがたり」としてご紹介してまりましたが、おかげさまで多くのお声がけをいただき、ひとつひとつ丁寧に、でもお召しになられる日に向けて急ぎながらお仕立てを進めさせていただいております。

浴衣からお着物のスタートに…というお話をされるお客様もおられて、改めて浴衣の着こなしが和装振興において重要な意味を持つことを感じております。

さて、今回は「夏を愉しむ衣~男性浴衣のご紹介~」と題して、男性の浴衣の着こなしについて、少しご紹介させていただきます。

●浴衣を愉しみたいと思ったら…様々な選択肢

最近では夏の衣装として浴衣を愉しみたいと思ったときに、選択肢がとても多くなり、手に取りやすいものになりました。

◇ レンタル
 なんといっても気軽に楽しめる。使うときだけ。準備やお手入れは不要

◇ 古着で購入
 寸法は出来上がったもの。
 シミや生地の痛みなどは承知の上で、安価にご自身のものとして愛用できる

◇ 出来上がりの浴衣を購入
 標準的な寸法から選択して購入。すぐに着ることができる

◇ 生地から選んでお誂え


こうした選択肢には、それぞれのメリットがありますので、ご自身のお考えに沿って、その中からご選択いただけるとよいでしょう。

その中で、私たち、ゑり善がご提供しているサービスは、4つ目の「生地から選んだお誂え」となっております。
お誂えの特徴としては…

デメリットとしては、
・費用と時間がかかる
・着た後の片付けやクリーニングが必要になる
・保管の場所が必要

一方でメリットとしては、
・身丈・身巾・裄(手の長さ)など、ご自身の寸法にぴったりの浴衣が作れる
・着崩れがしにくく扱いやすい
・いつでも自由に愉しめる
・長く愛用できる

ということがあげられます。

7月と8月の約2か月という限られた期間に愉しむものが浴衣です。お仕立てされるかどうか悩まれるというお方も多いかもしれませんが、祭事や神事、毎年恒例の行事などが多くなるこの季節は、自然と着用機会が増えるもの。このブログがお誂え浴衣の一歩となりましたら、何より嬉しく存じます。

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2025/05/21

前回のあらすじ
30代になりあらたな趣味として着物をはじめようと思い立った恵理子。着物玄人の母 善子に相談するとまずは浴衣から誂えることを提案され、姉 京子も一緒に祇園祭に行くことに。3人でゑり善を訪れ、各々自分好みの浴衣と巡り合った。

大人浴衣コーディネート

 

それぞれのトータルコーディネートが完成し、店員が仕立ての確認を始める。
「別途取り付け代がかかりますが、お尻のあたりの引け防止になる居敷当はお付けいたしますか?」
「私はお願いします。衿も広衿でお願いできるかしら?」
「かしこまりました。裏地の衿裏をつけて広衿仕立てにさせていただきますね。」
着物を誂えることに慣れている善子は自分の仕立て方が確立されているのか、すぐさま答える。反対に、お誂えが初めての恵理子の頭にははてなマークが浮かび始めたようだ。
「居敷当?衿??」
「私みたいにお茶をしていると立ったり座ったりする動作が多くてお尻のあたりの生地が引っ張られやすいのよ。それを防止する補強としてつけるのが居敷当ね。」
「奥様の仰る通りでございます。また、浴衣の場合は透け具合を気にされる方もいらっしゃいますので、一枚布をあてることで透け防止の意味を兼ねる方もいらっしゃいます。」
「白地の綿絽だとやっぱり透けますか…?」
京子が不安げに尋ねる。
「実際は中に浴衣スリップをお召しいただきましたら、そこまで心配はございません。本来は縫い目の引きつれを防ぐものですので。」
「私はお茶もしていないし紺地だからつけなくて大丈夫かな。」
悩む京子の隣で恵理子はからっとしている。
「…私はやっぱり心配だからつけてください!」
「かしこまりました。お衿のほうは、お嬢様方はバチ衿でよろしいでしょうか。お着物は基本的にご自身で衿の広さを調整していただける広衿仕立てにさせていただいておりますが、浴衣は衿合わせの簡単な、すでに衿が半分に折られたバチ衿仕立てにさせていただくことが多くございます。」
着やすいほうでお願いします、とふたりとも衿はバチ衿で決定した。

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2025/05/08

浴衣コーディネート季節を疑いたくなるほどの日差しに汗ばむある初夏の日、唐突に恵理子が言った。
「私も30代に突入したことだし、なにかあたらしいことをしてみたくなってきた。お母さん着物好きだよね?私も着付けでも習ってみようかな…」
娘二人を社会に送り出し、現在は自分時間を楽しむ母善子は目を輝かせる。
「やっと興味を持ってくれたのね!今まで私が着付けてあげるって言っても着ようともしてくれなかったのに…あなたたちときものでお出かけを楽しめる日が来たらいいのにってずっと思ってたわ。」
「いや、でもやっぱり難しそうだしほかの趣味を探そうかな…」
「じゃあ着付けも簡単な浴衣から始めるのはどう?今年の夏は一緒に浴衣で祇園祭に行きましょうよ。お姉ちゃんも一緒に!」
子どもを習い事へと送り出した足で実家に顔を出していた京子に声をかける。
「浴衣か~最後に着たのいつだろう…着物もお嫁入りのときに誂えてもらったくらいだよね?そのときに私も着付け習ったけど、もう全然思い出せないや…」
「着方を思い出すのにも、浴衣はもってこいよ!半巾帯なら気軽に締められるし、長襦袢との衿合わせとかも必要ないから。」
母や姉と浴衣でのお祭りを想像し、やる気が湧いてきたのか恵理子は楽しそうに話す。
「久しぶりに家族でお出かけ、なんかいいね。学生時代に買った、色のたくさん入った既製品の浴衣は持ってるけど、せっかくなら今の自分にあった浴衣が欲しいな。」
「それならこれからみんなで浴衣を見に行きましょうよ。自分の寸法で誂えると着やすいのよ。せっかくだから私も新しく買っちゃおうかしら。」

 

ゑり善 店内

そうして親子はゑり善へと足を踏み入れた。

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2025/01/09

いつも「きものを愉しむ」を読んでくださっている皆様へ

新年あけましておめでとうございます。京ごふくゑり善の亀井彬でございます。

例年に比べると比較的暖かく、また穏やかな日差しを感じる新年となりました。日本の寿ぎのひと時、皆様はお着物にお袖を通されましたでしょうか。

京都本店がある四条河原町の付近ではお着物姿のお方同士でご挨拶を交わされる姿を目にするなど、この時ならではの新年の景色が広がっており、とても嬉しく思っております。

本日1月9日には八坂神社の蛭子船巡行が行われます。「祇園のえべっさん」には商業を営む多くの人々が商売繁昌を祈願してお参りされますが、今日は七福神を乗せた蛭子船が石段下・四条烏丸間を巡行するのです。こうした行事ひとつひとつも街と街を、また人と人とをつなぐ大切なひと時であることを実感致します。

さて、いつも弊社のブログ「きものを愉しむ」をご覧いただきまして誠にありがとうございます。本ブログは私たちが日々仕事を通して感じている様々なことを、読み物としてご覧いただければと思い、HPのリニューアルを行いました2022年3月より更新を続けてまいりました。

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2024/12/19

夏の暑さはどこへやら…急に寒くなってまいりました。
いつもご覧いただきありがとうございます。
本店・営業の久保田でございます。

お着物に興味を持ってくださっているお客様から耳にすることが多いのが「どんなものが自分に合うのかわからなくて…」というお言葉。
お着物選びって難しいですよね。顔映りの良さはもちろん、好きな色柄であること、着ていく場にふさわしい雰囲気であることなど、注目ポイントが様々ございます。

お着物選びが一筋縄ではいかない理由のひとつが“色数の多さ”ではないかと思います。
一見同じように見える色味でも濃さや明るさ、赤みがかっているか黄みがかっているか青みがかっているかなど微妙な差があるだけで、お顔に合わせたときの印象が大きく変わることもあります。
そこに柄の持つ雰囲気が加わると選択肢はいかようにも広がる、というわけでございます。

お客様にどんなお着物がお似合いになるか、販売員がいろいろとおすすめさせていただきながら一緒にお探しさせていただきたく思いますがお着物選びにハードルを感じておられる方は、柄はひとまずおいておき、まずはご自身にお似合いになる“色”を探すというのはいかがでしょうか。

今回はそんな“色”に焦点をあてたお着物、色無地のご紹介でございます。

 

~色無地の魅力~
色無地とは柄のない、一色に染められたお着物です。フォーマルかカジュアルかで比べるとフォーマルなお着物になりますが、紋の有無や合わせる帯の種類によって格調高くしたり少しおしゃれにしたり、幅広くお召しになることができます。
まずは特におすすめしたい色無地の良さをお伝えいたします。

(さらに…)

京都・銀座・名古屋にて呉服の専門店として商いをする「京ごふくゑり善」代表取締役社長として働く「亀井彬」と京都で営業として働く「久保田真帆」 二人が日々の仕事を通して感じることを綴っていきます。
日本が世界に誇るべき文化である着物の奥深い世界を少しでも多くの方にお伝えできましたら幸いです。