きものを愉しむ

2026/03/10

雪が積もることもありつつ毎日のように凍えていた日々から、段々と春らしい気候の日も増えて参りました。
着物は季節を先どりするもの。そろそろ桜の柄も活躍しそうですね。
卒業式や入学式でお着物をお召しになる方、なった方もいらっしゃることと思います。
本物のお花が咲くころには主役をそちらに譲るのがセオリーですが、春の門出を祝う意味も込めて、日本の花、国花である桜柄を身に纏うのもコーディネートのひとつにいかがでしょうか。

さて、そんなお外の行事の際や、室内でも会場に向かうまでの間に、一枚羽織って肌寒さの残る季節の防寒になったりお着物や帯を塵や汚れから守ったりしてくれるのが羽織やコートです。
お着物や羽織は一定の形でのお仕立てになりますが、コートは衿の種類などお選びいただくことができます。

前置きが長くなりましたが、今回はそんなコートのお仕立てがちょっと楽しくなるような、注目ポイントをお伝えいたします。

 

~衿の形を愉しむ~
まずはぱっとみてお仕立て方の違いが分かりやすい、衿の形からご紹介いたします。

〈定番〉
コートの衿見本(道行衿)

コートの衿の形として一番に思いつかれる方も多いのではないかと思うのがこちらの写真の道行衿。
衿部分は四角の形になっており、前はボタンで留めるタイプです。

そのほか衿が裾まで続き、紐で前を留めるタイプの道中衿や、立褄(着物でいう衽の部分)がある、こちらも紐で前を留めるタイプのきもの衿(下部写真)でのお仕立てを承ることも多いです。

きもの衿のうすものコート

 

〈変わり衿〉
コートの衿見本(変わり衿)

こちらの写真の衿たち、初めてご覧になる形もあるのではないでしょうか。
(さらに…)

2026/03/05

いつもゑり善のブログ「きものを愉しむ」をご覧いただきまして誠にありがとうございます。ゑり善の主人の亀井彬です。

一雨ごとに季節が移ろう三月。曇り空が続く日々のなかでも、ふと差し込む春の陽ざしに、やわらかな温かさを感じる頃となりました。

さて、毎年、3月と9月に世界文化社さんから発刊されるきものSalon。
不思議なご縁から、ものづくりのこだわりを伝えていきたい!という想いを応援いただき、「京のほんまもん」と題して、これまで6回に渡り、作り手の皆様の技を追いかけております。

2026年春夏号は第7回目として、西陣織の技法の一つ「引き箔」に焦点をあててご紹介させていただくことになりました。
ご協力くださったのは、長らくお世話になっている洛風林さんの堀江麗子さんと、勝山織物の五代目勝山健史さん。

今日のブログではその取材の補足や裏話についてご紹介させていただきます。

(さらに…)

京都・銀座・名古屋にて呉服の専門店として商いをする「京ごふくゑり善」代表取締役社長として働く「亀井彬」と京都で営業として働く「久保田真帆」 二人が日々の仕事を通して感じることを綴っていきます。
日本が世界に誇るべき文化である着物の奥深い世界を少しでも多くの方にお伝えできましたら幸いです。


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