きものを愉しむ

2025/01/23

気づけば新年も半月を過ぎ、早くも時の流れの速さを実感しております。
いつもご覧いただきありがとうございます。
本店・営業の久保田でございます。

毎年一月の会で発表させていただく「競作(きょうさく)」。
社員のアイデアをもとに製作した作品のことをそう呼びます。
競作という取り組みについては以前のブログで紹介させていただきましたので、ぜひこちらもご覧くださいませ。

着物を生み出す愉しみ①~”社員競作”という取り組みを続けている理由
着物を生み出す愉しみ②~競作体験記~

 

さてこの競作という取り組み、「競う」という文字があるように投票制度があり、最多得票の作品には賞があたえられます。
賞の種類は3種類ございます。

慶春賞:「初はるの会」にご来場いただいたお客様の投票により決定
社友賞:取引先の方々の投票により決定
競作賞:支店も含めた全社員の投票により決定

 

以前は私の初の競作についてお話させていただきましたが、今回は受賞者にお話を聞いてまいりました。
栄えある賞を受賞した社員がどのようなアイデアから作品作りに取り組んだのか、その思いもお楽しみいただけましたら幸いです。

 

【慶春賞&社友賞 訪問着 桜花爛漫】
桜の訪問着

〈作者のコメント〉
前から見た姿は桜の花びらが舞っている小紋のような雰囲気を感じるように、後ろから見た姿は枝ぶりの桜が満開になっている華やかな着物になるように工夫しました。
一枚の着物で満開の華やかさと、散り際の儚さの対比を表現しています。

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2025/01/09

いつも「きものを愉しむ」を読んでくださっている皆様へ

新年あけましておめでとうございます。京ごふくゑり善の亀井彬でございます。

例年に比べると比較的暖かく、また穏やかな日差しを感じる新年となりました。日本の寿ぎのひと時、皆様はお着物にお袖を通されましたでしょうか。

京都本店がある四条河原町の付近ではお着物姿のお方同士でご挨拶を交わされる姿を目にするなど、この時ならではの新年の景色が広がっており、とても嬉しく思っております。

本日1月9日には八坂神社の蛭子船巡行が行われます。「祇園のえべっさん」には商業を営む多くの人々が商売繁昌を祈願してお参りされますが、今日は七福神を乗せた蛭子船が石段下・四条烏丸間を巡行するのです。こうした行事ひとつひとつも街と街を、また人と人とをつなぐ大切なひと時であることを実感致します。

さて、いつも弊社のブログ「きものを愉しむ」をご覧いただきまして誠にありがとうございます。本ブログは私たちが日々仕事を通して感じている様々なことを、読み物としてご覧いただければと思い、HPのリニューアルを行いました2022年3月より更新を続けてまいりました。

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京都・銀座・名古屋にて呉服の専門店として商いをする「京ごふくゑり善」の代表取締役社長として働く「亀井彬」です。
日本が世界に誇るべき文化である着物の奥深い世界を少しでも多くの方にお伝えできればと思い、日々の仕事を通して感じることを綴っていきます。