本格的な夏の到来です。皆様暑さに負けずお過ごしでしょうか。
肌を焼き付けてくるような日射し、少し外を歩いただけでもにじむ汗。今年から40度を越える日は「酷暑日」と名付けられ、夏の気温の高さをさらに実感いたします。
その影響で「夏は暑すぎて着物が着られない」というお声を耳にする機会も増えました。厳しい暑さを考えますと、そのお気持ちもよく分かります。
とはいえ、四季のある日本にはそのシーズンにしか楽しめないものがあるでしょう。
夏の着物もそのひとつだと思います。夏ものだけの透け感のある生地や、夏の植物など季節の限られたお柄…
前回のブログでも、恵理子さんは「夏の着物が着られる時期だから」と、着物を着るためにお出かけされていましたね。
着物は暑くて着られないけれど浴衣なら…という方もいらっしゃると思います。
ということで今回は浴衣と着物それぞれに、夏のお召し物の良さを考えてみたいと思います。
お先に申し上げておきたいのはTPO、つまり着ていく場面にふさわしいお召し物というものはあれど、優劣はないということです。どのようなものにも・ことにも・人にも一長一短存在するのと同じです。
浴衣だから良い、着物だから良いというよりは、ご自身のお好みやご用途に合った夏のお召し物の愉しみ方を見つけていただけましたら幸いです。
~浴衣のおすすめポイント~
浴衣の一番の良さは、「気軽に着られる」というところでしょう。この言葉は着付け、価格、お手入れなど多角的な面から見ても当てはまります。
それぞれの視点からご紹介いたします。
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季節を疑いたくなるほどの日差しに汗ばむある初夏の日、唐突に恵理子が言った。




