紅葉も見頃を迎え、本格的な冬の足音が近づいてまいりました。
いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
本店・営業の久保田でございます。
大ヒットを記録している映画『国宝』。
観に行かれた方も多いのではないでしょうか。
もともと歌舞伎がお好きな方、話題になって観てみたら歌舞伎自体にも興味を持たれた方。様々いらっしゃると思います。
私も鑑賞いたしました。一人の伝記を体感しているように物語世界に引き込まれ、あっという間の3時間でございました。
さて、そんな歌舞伎ブームの今年ですが、12月1日より南座にて「吉例顔見世興行」が始まります。
顔見世自体については昨年のブログでもお話しさせていただきましたが、今回は顔見世おすすめのコーディネートをご紹介いたします。
一年でもっとも重大な興行とされてきた顔見世。
普段の歌舞伎鑑賞とはまた違った特別な装いで行きたい。
「お着物で顔見世」が憧れだった。
皆様がお着物も顔見世もダブルでおたのしみいただけるよう、少しでも参考になりましたら幸いです。
~顔見世でお召しになる着物について~
顔見世はもともと、「この一年はこちらの顔ぶれでまいります」という、役者さんのお披露目の場でした。
そのお祝いの意味を込め、普段の歌舞伎よりも特別感を出して、染めのお着物をお召しになる方が多いように思います。
ということで今回は“フォーマル感のある舞台鑑賞コーディネート”を中心にお届けします。
~訪問着編~

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季節を疑いたくなるほどの日差しに汗ばむある初夏の日、唐突に恵理子が言った。
