いつもゑり善のブログ「きものを愉しむ」をご覧いただきまして誠にありがとうございます。
ゑり善の亀井彬でございます。
今年も残すところわずかとなりました。
冬至を過ぎ京都の街も一気に気温が下がり、初雪も見かけるなど、冬本番となってまいりました。
絹のやわらかな温かさがとても心地よい季節です。
さて、この1年を振り返りますと、
改めて美しい着物を創り出すことの難しさを痛烈に感じることとなりました。
■お着物ができるまでには…
お蚕さんを大切に育て、糸をいただくこと
その美しい糸をつかって、きれいな生地を織りあげること
お召しになる人を引き立てる構図を考えること
美しい配色を生み出すために、糸のように細くでもしっかりと糊で防染をすること
調和と主張の絶妙なバランスで色を刺すこと
お客様の顔映りと帯合わせをイメージした地色に染めあげること
繊細なぼかしにより、色の広がりと着物に奥行をもたせること
蒸しと水洗いを通して絹に色を定着させ鮮やかな色合いに昇華させること。
全体のバランスを損なわないように、箔や縫をあしらい華やかさや立体感を生み出すこと
数え上げればきりがない数多くの丁寧な仕事により、着物の世界のものづくりは支えられております。