京都本店だより

2023/09/06

本店だより 重陽の節句

九月に入り、夏の名残と秋の気配を感じられるようになってまいりました。

九月九日は重陽の節句。
別名、菊の節句とも言われます。
もともと旧暦の九月九日のことを指しているため、今の暦でいうと十月。

菊の見ごろには少し早いですが、季節の先取りとして文様を楽しめるのが着物のよいところです。
菊がメインのお柄もあれば、地紋として使われていたり、草花や吉祥文様の中のひとつとして描かれているもの等。
お召し物の中から菊のお花を探すのも、またお楽しみのひとつかと思います。

ゑり善の店内にも菊の花をあしらった着物、帯、小物など多数ご用意いたしております。


(金彩で四君子を描いた絹風呂敷。四君子は蘭、竹、菊、梅をモチーフにした吉祥文様です。)

 


(左はゑり善オリジナルの万寿菊半襟。右はたっぷりとした刺繍で華やかな菊づくしです。)

 


(輪出し絞りの帯揚げ。光の当たり具合によって、地紋の菊唐草が美しく浮かび上がります。)

どうぞ店頭にて、秋づく着物の数々をお楽しみくださいませ。