ゑり善の人

本店・営業職

大西 絢子Onishi Ayako

PROFILE

仕事内容

営業職です。店頭で新しいお客様との出会いを日々探しております。
着物のことや仕立てのことなど初めての経験ばかりですので、そのたびに先輩方に教えてもらいながら勉強しています。入社してすぐは自分自身が受け持つ仕事も少なかったのですが、ありがたいことに少しずつ自分のお客様が増えてきました。徐々に自分自身の仕事やお客様にご連絡する機会も増え、店頭に立つ以外の仕事も多くなってきましたので、日々のルーティーンもこの数か月で変化してきたと思います。

仕事をするときに大切にしていること

人と人との関わりであることを忘れないようにしています。
まずはお客様との信頼関係を築くことを第一に考えています。お客様にとっては呉服屋で着物を買うということは人生の節目にあたると思います。安価な商品を気軽に買うのとは違うので、良い買い物をしたと満足していただけるようにと常に思っています。
ゑり善の商品が良いものであることは間違いないので、良い商品にゑり善のサービスを副菜として添えられたら良いと思っています。

ゑり善はどんな会社?

ゑり善が掲げている「正商」という言葉のとおり、正しい道の商いをしている会社だと思います。
着物に対して興味を持ってもらいたい、着物を着てもらいたいと心を配って働いている人たちの集まりだと感じています。

座右の銘

「石の上にも三年」です。
呉服屋では一回目のお商売ですぐに着物が売れるということはあまりありません。三年かかったら遅いといわれるかもしれませんが、三年かけてでも一つの成果に辿り着くぞという信念と覚悟をもって、忍耐強く仕事をしたいと思っています。

入社のきっかけ

私は学生時代に留学をしており、以前はフラダンスやハワイ文化に関わる仕事をしていました。
20代半ばになり、ふと「日本の文化について何も貢献していないけれど、このまま外国のことをしていていいのかなぁ」と思ったことをきっかけに、日本の文化について興味を持つようになりました。
呉服業界が下降状況にあるということは知っていましたが、私がハワイにいた時にまさに文化復興が現実的に成功しているのを目の当たりにしていて、日本も不可能ではないと感じました。
もう一度着物の文化を繁栄させることができるかもしれない、次は自分の生まれた国の文化に目を向けようと思い入社しました。

心に残っている出来事

1.お客様に少しでもできることをと思い、何かあるときにはお手紙を出すようにしています。
何回かお手紙をお出ししたお客様が、ある日「お礼が言いたくて」とそのためだけにご来店くださったことがありました。直接お客様からの反応がなくても自分の気持ちは届いているんだなぁと思い、初めて店頭で涙がぽろりと出ました。
2.粗供養のご注文をいただいたお客様に、その方のお母様が以前ゑり善でお買い物をしていただいたというお話をお聞きする機会がありました。そのお母様は「何かあればゑり善で」とご進物品などをお買い上げくださっていたそうです。そのお母様がお亡くなりになったときに、粗供養を「今度は私がゑり善さんで揃えたくて」と足を運んでくださいました。亡くなったお母様と同じことをされていることが嬉しい、というお客様の一言に呉服屋はお客様の人生に関わる仕事だと感じ、自分もとても幸せな気持ちになりました。
3.振袖のお商売をきっかけにお嬢様たちが着物に興味を持ってくださり、ご自宅にある着物を仕立て直したいとおっしゃってくださいました。自分がお相手させていただいたお客様が少しでも興味を持ってくださった、ということを大変嬉しく思います。こういった機会はまだ片手で数えるほどですが、種は広がっていくのだなぁと実感したエピソードです。

今後の課題、目標

着物の文化が続いていくように、まずは着物を着ていただくことです。
昔ほどたくさん着物を揃えなくてもよいので、一生に一着でも何かしら着物に触れていただく機会が形成されたらいいなと思います。お客様には機会があれば職人さんやお蚕さんのお話をして、手間と愛情がかかっているものですとお伝えするように心がけています。

きものの楽しみとは

『家族が集う』というのが着物の楽しみだと思います。
姪のお宮参りのときに、実家の箪笥を開けて改めてみんなで着物を見る機会がありました。
お宮参りの準備は大変でしたが、こういう機会におのずと家族が集まるのだなと実感しました。

好きなコーディネートのポイント

今は絞りが一番好きです。私が人生で初めて買った付下にも絞りが入っていました。着物でなくても何か一つポイントとして絞りを入れたいと思っています。
絞り染めは様々な絞り方があるのが魅力的で、括っている状態から広げたらどうなるのだろうという楽しみもあると思います。