着物に携わるものとして、「オンライン」と「オフライン」でできることを考える毎日です。
弊社はオンラインでの着物の販売は致しておりません。
それは、オンラインだけでは、確かな情報を正確にお伝えできる自信がないためです。お着物の風合いや色、柄の大きさ、細かな技。
8年前、IT業界からこの業界に転職をして、実際に触れて、見てみなければ、分からないすばらしさが、数多くあることを実感致しました。作り手の皆様が想いを込めて作られたお着物や帯を、皆様に喜んでお召しいただくために、お客様が「思っていたものと違う」というお気持ちになられることだけは、絶対に避けなければと思っております。
一方で、情報を広くお伝えすることは、オンラインでもできるはず。長く京都に店を構えているからこそ、皆様のお役にたてること。着物をはじめ伝統文化をしっていただくためできることを、一つずつ積み重ねてまいります。
この度、老舗帯地の作り手である桝屋高尾さんのご協力を頂き、オンラインの工房見学会を行うことに致しました。お着物好きのお方はもちろん、着物を全く着たことがない方でもご参加可能です。
京都が誇る西陣織のものづくりの現場を是非ご堪能ください。
お申込み方法など、以下のサイトに詳細を掲示いたしております。
皆様のご参加を心からお待ちいたしております。
【1/20開催】桝屋高尾×ゑり善オンライン工房見学会
【1/20開催】桝屋高尾×ゑり善オンライン工房見学会


新年あけまして、おめでとうございます。
本日より2021年の営業を3店舗揃って開始させていただきます。
2020年は世界中が新型コロナウイルスによる影響をうけ、
自由な移動ができず、人と人とが集うことが制限される中、
着物をお召しになる多く場が失われました。
これまでに経験したことのないような悲しみと喪失感を感じる1年となりました。
その中で、何よりもありがたく感じたのは、
「お客様お一人お一人とのかけがえのないつながり」 でした。
この年末年始も感染者の拡大と、1都3県の緊急事態宣言の検討というニュースが続き、
引き続き、厳しく警戒を続ける1年となることを実感致しております。
着物をおつくりになっている方から、こんな話を聞いたことがございます。
続きを読む 新年のご挨拶 →
2020年10月10日・11日の二日間。
弊社WEBページで告知致しておりました京都本店による秋の特別ご招待の会 「錦秋会」 を無事終えることができました。

このような状況の中、またお足元が悪い中にも関わらず、お運びくださった皆様に心から感謝申し上げます。
「今年初めてお着物を着ました!」と素敵なお着物姿に素晴らしい笑顔で嬉しそうにお話くださるお方。
「やっぱり着物をこれからもっと着ないとね」とこれから着物を着る決心?をされてお帰りになられたお方。
お嬢様やお孫様と一緒にお出掛けくださり、着物を介したご家族との会話を楽しまれるお方。
妙顕寺さんの心地よい空気を、お庭の傍でじっくりと楽しまれるお方。
ご来場くださった皆様からの温かいお言葉を伺い、素敵な笑顔に触れて、
新型コロナウイルスによる自粛に耐えて、ようやく開催することができた「ありがたみ」を噛みしめておりました。
また同時に、これからも皆様に心から楽しんでいただけるように、
お着物と”じっくり”と向き合っていただける場を、今後も作り上げていきたいとやる気がふつふつと沸いてまいりました。
続きを読む 着物と”じっくり”と向き合うひと時~妙顕寺さんでの錦秋会を終えて~ →
本日は敬老の日。
「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨とした1日だそうです。
4連休の最中とあって、京都も大いに賑わう一日となりました。
きっとご家族との大切な時間を過ごされた方も多いのではないでしょうか。
敬老の「老」とは古くは、律令制に年齢区分として明記されており、そこには61歳から65歳までとされております。
今の時代、ましてや、着物の業界に身を置くものとしては、
61歳以上の方と、”老”という言葉は、大きく大きくかけ離れているように感じます。
いくつになられてもお元気なお方ばかりで、私の方が負けてはおれないと思うことの方が多いです。
続きを読む 今”ここにある”ことに感謝して~敬老の日に思うこと~ →
本日9月15日発売の月刊誌『目の眼』さんの企画にて弊社を取り上げて頂きました。
「剛力彩芽の美のてほどき」という題名の企画の新シリーズということでお声がけ頂いた次第です。
続きを読む 美のてほどき~月刊誌『目の眼』様にてご紹介いただきました~ →