2020年10月10日・11日の二日間。
弊社WEBページで告知致しておりました京都本店による秋の特別ご招待の会 「錦秋会」 を無事終えることができました。

このような状況の中、またお足元が悪い中にも関わらず、お運びくださった皆様に心から感謝申し上げます。
「今年初めてお着物を着ました!」と素敵なお着物姿に素晴らしい笑顔で嬉しそうにお話くださるお方。
「やっぱり着物をこれからもっと着ないとね」とこれから着物を着る決心?をされてお帰りになられたお方。
お嬢様やお孫様と一緒にお出掛けくださり、着物を介したご家族との会話を楽しまれるお方。
妙顕寺さんの心地よい空気を、お庭の傍でじっくりと楽しまれるお方。
ご来場くださった皆様からの温かいお言葉を伺い、素敵な笑顔に触れて、
新型コロナウイルスによる自粛に耐えて、ようやく開催することができた「ありがたみ」を噛みしめておりました。
また同時に、これからも皆様に心から楽しんでいただけるように、
お着物と”じっくり”と向き合っていただける場を、今後も作り上げていきたいとやる気がふつふつと沸いてまいりました。
続きを読む 着物と”じっくり”と向き合うひと時~妙顕寺さんでの錦秋会を終えて~ →
本日は敬老の日。
「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨とした1日だそうです。
4連休の最中とあって、京都も大いに賑わう一日となりました。
きっとご家族との大切な時間を過ごされた方も多いのではないでしょうか。
敬老の「老」とは古くは、律令制に年齢区分として明記されており、そこには61歳から65歳までとされております。
今の時代、ましてや、着物の業界に身を置くものとしては、
61歳以上の方と、”老”という言葉は、大きく大きくかけ離れているように感じます。
いくつになられてもお元気なお方ばかりで、私の方が負けてはおれないと思うことの方が多いです。
続きを読む 今”ここにある”ことに感謝して~敬老の日に思うこと~ →
本日9月15日発売の月刊誌『目の眼』さんの企画にて弊社を取り上げて頂きました。
「剛力彩芽の美のてほどき」という題名の企画の新シリーズということでお声がけ頂いた次第です。
続きを読む 美のてほどき~月刊誌『目の眼』様にてご紹介いただきました~ →
いつも誠にありがとうございます。
ゑり善の専務取締役の亀井彬です。
本日8月23日からは二十四節季では【処暑(しょしょ)】となります。
日中の暑さに比べると朝夕の涼しい風が心地よく感じる季節。
暑さも峠を過ぎるころ。秋の実りや花の便りも届き始めます。
着物の世界においても、夏のお着物を楽しみつつも、単衣のお着物の準備や、袷のお着物に袖を通す日が待ち遠しい季節ではないでしょうか。
古くから愛され続ける秋草の柄をあしらった帯
実りを祝うような遊び心のある帯、
秋らしい深みのある色に目が留まり、
温かみのある紬の風合いも、これからの季節は恋しくなってまいります。
是非この秋もお着物をより多くの方に楽しんでいただけることを願っております。
そんな中で、弊社の展示会のご案内です。
毎年9月に開催をさせて頂いております秋の新作発表である「双美展」を今年も各店で開催をさせていただきます。
続きを読む 双美展のご案内【150回の歩みに想いを馳せて】 →
おはようございます。ゑり善の専務取締役の亀井彬です。
京都のお盆といえば、「五山の送り火」が有名です。
13日から家に帰ってこられていたご先祖さんの霊をお送りします。
8月16日の夜。日が沈んでから順々に点火される景色は、いくつになっても感動致します。
高い建物の少ない京都では、市内の様々な場所から見ることができます。
大文字山の「大」
松ヶ崎の西山・東山の「妙」「法」
西賀茂の船山の「船」
金閣寺に隣接した大文字山の「左大文字」
嵯峨の曼陀羅山の「鳥居」
点火の仕方や火の色など、実はそれぞれの山の特徴があることは、私も最近まで存じ上げておりませんでした。
ひとつひとつ字体も異なり、味わい深く楽しむことができます。
仏教が庶民一般に広がった室町時代以降に起こったといわれておりますが、正式な起源は明確ではないということ。
五山の近くにお住まいの方々が大切に脈々と残してこられたお盆の行事です。
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