ゑり善の暖簾

「暖簾」それは“企業が時間をかけて培った信用、無形の財産”のことを言います。
ゑり善が永い歴史の中で培ってきた販売姿勢、品揃え、お客さまへの心遣いや情報提供力は「ゑり善の暖簾」です。
着物の魅力やゑり善の姿勢、求める人材について五つの項目でまとめてみました。

季節

染帯日本には美しい四季があり、私たちの祖先は四季の変化を活かした暮らしをしていました。様々な節目を大切にしながら、「今」を感じる日々の暮らしが、人々の中に繊細で豊かな色彩感覚、季節感を育んでいったのではないでしょうか。
着物にも衣更えや図柄、色づかいなどに季節感を取り入れ、季節の流れを感じながら、春夏秋冬の移り変わりを表現してきました。人々の暮らしから季節感が薄れた今日でも、着物の世界では四季の移ろいを大切に、変化していく日々を愛で、尊ぶ気持ちが生き続けています。

感性

桜が花開く時を心待ちにし、咲き乱れる桜を楽しみ、散りゆく姿に儚さを感じる……
桜柄日本には素晴らしい感性が花開いています。そんな日本の中でも美しい自然と歴史に育くまれた京都の感性によって、京ごふくは生み出されました。「KIMONO」は世界からも高く評価される日本の民族衣装です。職人の技と心が織りなす「ほんもの」に触れることで、私たちの審美眼も磨かれていきます。美しいものを“美しい”と感じられる“心”を大切にする。そして、この感性が次の時代の京ごふくにも受け継がれていくのです。

心遣い

一人ひとりのお客さまにとって一番心地よい時間を過ごしていただき、一番喜ばれる着物と出会っていただくこと。私たちは少しだけそのお手伝いをしているに過ぎません。だからこそ、そこにはお客さまを大切にする“想い”と決してマニュアル通りでは到達されない“感性”が必要です。
私たちが「自分の感性で状況をつかみ、自分の頭で考え、自分で行動を起こす人」
(詳しくは人<求める人材とは?>をご覧ください)を求める理由はそこにあります。

温故“求”新

“温故知新”―故きを温ねて新しきを知る―
温故求新
「昔の物事を研究し吟味して、そこから新しい知識や見解を得ること(広辞苑より)」を意味します。その要素に加え、古典にだけとらわれるのではなく、“積極的に”現代感覚にあふれたものも提案していく、それが「温故“求”新」です。
しかし、一過性の流行や短期間で着られなくなるもの、単なる目新しさを追うのではありません。あくまで品格のあるものを扱い、後々まで楽しんでいただけるものを求めています。

伝統

日除け430年の歴史を特別に意識しながら、私たちは日々を重々しく過ごしているわけではありません。「店をきれいにする」「感謝の気持ちを伝える」「挨拶をする」「お客さまを大切にする」「信頼に応える」「取引先を大切にする」「着物の魅力を伝える」「正直である」……
一見平凡にも思えることの愚直な繰り返しによって、430年にわたり商いを続けることができたように感じます。「当たり前と思える事柄を継続する価値」を新しく入社される方にもぜひ受け継いでいただきたいと思います。